地元での用事があったため帰省ついでにトランポにWR250Rを積んで、久々に林道ツーリングをしてきました。
元々このブログのタイトルは「初心者が林道行ったりキャンツーしたりするブログ」なので原点回帰。
今回向かったのは背振山地(せふりさんち)と呼ばれる福岡県と佐賀県の境界に位置する標高300-800m級の山地です。

下の地図の+印周辺を散策。舗装林道がしっかりと整備されていて、そこから舗装/未舗装の支線が多く分岐しています。

序盤は舗装林道ツーリング
WR250Rに履かせているタイヤはブリジストンのトレールタイヤ(TW302)で空気圧も1.5kgf/cm2とパンパン。しかもボッチツーなのであまり変な場所には入らない(と、この時は思っていた)。
県道258号線を登って舗装林道に入ってみるとすれ違う車が全くない。アスファルトとはいえ、しばらく車は通っていないらしく所々落ち葉が降り積もっている。しかも昼間なのに木々が鬱蒼としていて薄暗い!このまま進んでも大丈夫か!?
しばらく進むと少し明るくなり滝があったので休憩。看板のような人工物があると少し安心してしまう。

さらに標高を上げていくと道沿いが伐採された場所に出てきました。時々遠い視界の中に玄界灘が入ったりしてテンションアップ!
伐採箇所に入りたい!でも入ったらいけない。

この辺りの林道は分岐が多く、時々現れる地図もアバウトすぎて自車の位置がよくわからないのが難点。もちろん、スマホはずっと圏外。

その後、さらに登りの林道を中心に支線を辿っていくといつしか九州電力の無線基地局にたどり着きました。


鉄塔用林道の支線を降りていくと、土砂崩れ現場に遭遇。進むかどうかちょっと迷ったけど、歩いて下見をしたら越えられ感じだったので前進することに。

土砂崩れ現場を越えて更に進むとコーンと看板が出現。回り込んでみると通行止めの表示。まあ、結果的に通り抜けできたのでよしとする。

未舗装路が増えてきたぞ!
この辺りに来ると、支線が未舗装の区間も多くなってきてきました。クローズドのコースであればテンションが上がるところだけど、期待と不安半々で慎重に進みます。

あれ、何か狭くなってきてない!?

この後、さらに進んでいくと完全なシングルトラックになり倒木や岩、ヒルクライム的なものも現れはじめました。普通に2,3回程度転んだりして、これはエンデューロか?っていう気分に。
そろそろ一人で進むのはやばいかと思い始めたところで、岩越えの右ターンが出現。セクション練習的な気持ちでトライしてみたところ、リアが滑って右側に転倒!
しかも、運が悪いことに岩がラジエータホースにヒットしてしまいホースの一部が裂けてクーラントが漏れ始めました(涙)

ここでクーラントなくなってエンジン焼き付いたらおしまいだ~
電波も届かないので大変なことになるぞ!
ちょっと上がっていたテンションが一気にダダ下がり、クーラントを枯らさないようにエンジン回転をできるだけ上げずに引き返すことに。
何とか舗装林道に出たところでチェックすると、アンダーガードの下からクーラントがポタポタと垂れている。ごめんよWR。

細かくチェックしたところ、漏れているのはホースの部分だけのようで、何とか騙しだましで走れそうな感触。


舗装路以降は基本下りなので、エンジンを過熱させないように下りは基本ニュートラル。平坦や登りはなるべく回転数を上げない運転を心がけ何とか自宅に辿り着きました。
帰ってからクーラントを確認したところ、まだ十分に残っていたのでエンジンへのダメージはなさそうな感じ。よかった~。

車体をチェックしてみると、いつのまにかフレームに固定されていたはずのツールボックスがなくなっている。転んだ時に外れてしまったのだろう。

壊れた&紛失したパーツを検索。早速YSPに部品を注文しないとなぁ。

冒険感がたまらなかったけど、未舗装路×ボッチツーisキケン
今回、未舗装路がシングルトラックになったところで挑戦心のようなものが出てきて、その途端にやからしてしまいました。本来なら難易度が上がったところで清く引き返すのが正解。
ボッチツーでしかも電波も届かない中でのトラブルはいろんな人に迷惑をかけてしまいます。
舗装路であれば不意のトラブルの確率も低い一方、未舗装路の場合は交通量が絶対的に少なく転倒などのリスクも高いので一人で行くのは危険だと改めて思いなおした一日でした。反省。
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