JNCCで初開催となる芸北国際でのレースに参戦してきました。この場所は去年のWEXで初めてレースで使用され、それに続く2回目。JNCC初開催となります。
芸北国際は元がスキー場のためゲレンデがメインのコースです。未開拓な部分が多く、スタッフの方々がGW返上で整備していただいたそうで、どんなコースが出来上がっているのかを楽しみにしながらレース当日を待ちました。
しかしながら、レース前日の天気は終日の雨でしかも本降り!
今回は下見をせず早朝に家を出て当日入りすることにしたのでした。
現地に到着すると天気は小雨模様。路面は前日の雨の影響でマディ、しかもCOMPクラスはリアタイヤがFIM規制という拷問のようなコンディションです。
受付を済ませ、下見を兼ねてFUN-GPを観戦するためスタート位置に移動します。
カケズエリアが解放されたコースレイアウト
今回のコースマップはこんな感じ。
白線がFUN-GPで、白線+紫の線がCOMP-GPのコース。COMP-GPでは前回のWEXでは使われなかったカケズエリアも解放されています。
平面図で見ると高低差がわかりづらいのでGPS軌跡を元に3次元化したのがこちら。
平坦な場所はほとんどなく、上ってるか下っているかのどちらかです(笑)。今回、コンディションが悪いため「のぼりゃんせ」と「カカト落とし」セクションはカットとなりました。
FUN-GPの観戦
そして、FUN-GPのスタート!
黄色い弾丸ことコウジ君やベリックさんなど顔見知りの方も多数いて自然と応援にも力が入ります!
周回チェックポイントで撮影した写真はこちら。
レースが始まってしばらくしても、ちょろちょろとしかバイクが帰ってこない。現地で流れる実況を聞いていると、頂上のリフト付近で大渋滞が起きているらしい。
FUNで渋滞するぐらいなのに、COMPの方は大丈夫か!?
COMP-GPスタート
そしていよいよCOMPのスタート。
次のWEXに出られる方のコース状況の参考になるかもしれませんのでヘルカメ映像に走行軌跡をつけて動画にしてみました。
スタートからしばらくは山肌を繰り返し蛇行しながら高度を上げていく感じです。所々に水切りの溝が横断しているので前方をよく見ることを意識して走ることが重要。
蛇行するため斜度は大きくないけれど、ターンするところで岩肌が露出したり岩が転がったりしているので転倒に注意が必要です。
今回のレースの最高高度であるリフト頂上へのヒルクライムはアプローチの左ターン後に斜度が急に上がるため渋滞ポイントになっていました。特に雨の場合は渋滞後の再発進は難しいので一旦平坦なところまで降りてからやり直したほうが早いです。途中に2箇所ある水切りでの失速にも注意。
頂上に登ったあとはしばらく下りが続きます。キャンバー気味の下りポイントもあるのでタイヤが流されないように荷重の意識が重要。
しばらく下り基調が続くと本来はコース設定されていた「のぼりゃんせ」と「カカト落とし」のセクションがあるものの、コンディションがあまりにも悪いためショートカットに。その先には終盤につれて斜度を上げながらカーブになっているロングヒルクライムが待っています。
このヒルクライムが意外にも曲者でした。
一周目はカーブ付近で失速したものの、その場でリスタートでき難を逃れ、二周目は失速しないように心がけそのまま登頂。三周目は地面が掘れてきたのか途中でバランスを崩し失速。その場でのリスタートも難しく、スタート位置に戻ってトライするもリアタイヤが暴れ出して何度となく失敗。
そこで初めてタイヤの空気を抜いたところ、グリップを取り戻しこれまでの苦労が嘘みたいに登頂。タイヤの空気圧の重要性を改めて実感したのでした。あと少し早く気づいていれば、、、。
ゲレンデを登るともちろんその後は下りが待っています。周回を重ねて分かってきたのは、荷重バランスを少し変えるだけでグリップが驚くほど変わること。
そして、この下りの途中にあるのがボクが最も忌まわしく感じたバンブーリーフというセクション。その名の通り、笹に覆われた斜面を下っていくセクションであるもののその斜度がエグい。
一周目はバイクを押して下ろしたのでセーフ。二周目はトップライダーを見倣い、バイクに跨って降りようとしたところ、前走者の方が途中の茂みにいるのを見つけ慌ててブレーキ、そして前転😭。三周目は8割方押して降りて、最後にバイクに跨って着地したところフロントが地面にぶっ刺さってスーパーマン的前転をかます。唇を怪我するわ、新調したヘルメットのバイザーが割れるわで散々な目に(涙)
そんなこんなで結果はCOMP Rクラス22位と前回のテージャス大会と同じくらいの平凡な結果。
あとから振り返ると、あそこはこうしたら良かった、なんて思うけど後の祭りですね。
と、いろいろと反省点の多いレースとなりましたが最近一緒に走らせてもらった金ちゃんがCOMP-Rで優勝したり、タイスケさんとも久々に会って話できたりと、とても楽しい時間を過ごせたのでありました。
もちろん、ロングヒルクライムをアクセル全開で駆け上がる時の気持ちよさはスキー場レースならでは!
運営の皆さん、コースづくりに尽力された皆さん、ありがとうございました!
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