日常使いからバイクを運ぶトランポまで、大活躍中の愛車N-VAN。納車から1年7ヶ月が経過し、走行距離が約3万キロに達しました。そこで、エンジンオイル&エレメント交換と同時に、N-VANにとって初めてのCVTフルード交換を行うことにしました。
3万キロ走行を通した平均燃費は18.7km/Lと、ガソリン価格が高騰する中でお財布にも優しいN-VAN。今回のメンテナンスで、さらに長く付き合える相棒にしたいと思います。

DIYでのCVTフルード交換
今回は初めてのCVTフルード交換ということもあり、ストレーナも同時に交換することにしました。
N-VANのフルード注入口は、左前輪タイヤハウス付近にあります。ハンドルを左いっぱいに切ると、タイヤを外すことなくフルードを注入することができます。
まずは、タイヤハウス内のカバーについているクリップ2個を取り外します。

すると、注入口となるプラグが現れます。ソケットサイズは17mmです。

注入口のプラグが緩められることを確認した後に、ドレインプラグを緩めます。ドレインプラグは9.5sq.を直接接続するタイプのものでした。写真はありませんが、オイルパン下のカバーはあらかじめ外しておきます(クリップ3つと、M6ボルト)。

2.4L程度排出されました。オイルの色は想像していたよりも濁りが少なく、比較的きれいな状態でした。

抜き出しが終わったら、次はオイルパンを取り外します。オイルパンはM6ボルトで固定されています。取り外すとストレーナが現れます。
オイルパンの底もそれほど汚れておらず、マグネット付近に鉄粉が多少付いている程度でした。

パーツクリーナーで内部を洗浄し、ストレーナを取り外します。こちらもM6ボルト2本で固定されています。抜き出しのタイミングでさらにフルードがこぼれ落ちてくるので要注意です。

ストレーナの取り外しが終わったため、パーツクリーナーでオイルパンなどを洗浄します。
こちらが購入したストレーナ(品番 25420-5Z3-003)とオイルパンのガスケット(品番 21814-R9L-003)。


そして、新品のストレーナを取り付けようとしたところ、、、固定ボルトの位置が合いません。
おかしいと思い、取り外したストレーナと比較したところ、形状が違いました!

調べてみると、N-VAN用のストレーナの品番は25420-5Z3-003ではなく、25420-5YV-003が正しかったようです。
今回はそっと、元のストレーナを再取り付けすることに(涙)
その後、オイルパンを再度取り付け、フルードを注入プラグからオーバーフローするまで注いだ後に、プラグを仮締めしてエンジンON→断機→シフトを一巡させてエア抜きします。(P-R-N-D-Lを各数秒ずつ×2,3回繰り返し)。その後、改めてオバーフローするまでフルードを注いで交換作業は完了。フルードはHONDA HCF-2で交換量は約2.8-3.0L程度でした。
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その後、タイヤハウスのカバーなどを元に戻してCVTフルードの交換作業は完了。続けてエンジンオイル、エレメントの交換を終えました。
CVTフルード交換後のフィーリング
CVTフルードを交換すると、加速時のダイレクト感が向上するという話をよく聞きます。期待を込めて試走してみたところ……
確かに、アクセルの踏み込みに対するレスポンスが多少向上したような気もしますが、期待したほどの変化はありませんでした。まだフルードの劣化がそこまで進んでいなかったせいかもしれません。
とはいえ、3万キロという区切りの良いタイミングでの交換となり、今後の長距離走行に対する安心感が増しました。
まとめと教訓
今回のCVTフルード交換では、ストレーナの品番間違いというトラブルがありましたが、無事に作業を終えることができました。DIYでの作業は、車への理解を深める良い機会にもなります。
教訓: 部品交換の際は、事前に適合品番をしっかりと確認しましょう!
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