明けましておめでとうございます。新年一発目のテーマは、オフロードライダー永遠の悩み……そう、「トランポ(トランスポーター)選び」です!
「ハイエースこそ正義」「いや、キャラバンの広さは宇宙」 わかります。痛いほどわかります。でも同時に、「維持費が……」「普段使いのサイズ感が……」と頭を抱えるライダーも多いはず。
実はボク、メインのトランポとしてNV350キャラバン(ディーゼル)もしっかり所有しているんです。 「えっ? じゃあなんで悩むの? キャラバンでいいじゃん」 そう思ったそこのアナタ。正論です。何も考えずに荷物を放り込めるキャラバンは最高の相棒です。
でもね、最近のボクはもっぱら「Honda N-VAN」がお気に入りなんですよ。
今回は、フルサイズバンを知り尽くしたボクが、なぜあえて軽バンのN-VANにフルサイズレーサー(GASGAS EC250)を突っ込んで走っているのか。その「意外すぎる快適さ」と、シンデレラフィットさせる積載の極意をお届けします!
N-VANのここが凄い!「助手席フラット」という魔法
軽バンにフルサイズのバイクを積むとき、皆さんが想像するのはどんな光景ですか? ハンドルをフルロックし、フロントフォークを親の仇のように限界まで縮め、知恵の輪のように車体をねじ込む……。 いや、もうその作業だけでツーリング前のHPがゼロになりますよね。
でも、N-VANは違います。ホンダの開発者さんに拍手を送りたい。 「助手席まで完全にフラットになる」 この変態的(褒め言葉)な仕様のおかげで、世界が変わるんです。
フルサイズレーサーのリアルな「住み心地」
正直に白状します。さすがに全長約2200mmのGASGAS EC250となると、完全な「真っ直ぐ」は厳しいです。 でも、助手席の足元までズボッとタイヤを突っ込み、お尻を「少し斜め」に振るだけで……あら不思議!
入っちゃうんです。サスペンションを縮めずに。


面倒なタイダウンでのフォーク圧縮作業が不要なんです。スッと入れて、サッと固定。これだけで、出発前のストレスが激減します。 しかも、運転席の後ろにはクーラーボックスや装備を置く「人間用のスペース」もしっかり確保できちゃいます。

💡 トレール車(セロー等)乗りの方へ朗報
「あのデカい外車が入るなら、私のセローは?」と思った方。 セロー250の全長は約2100mm。EC250より約10cmもコンパクトです。つまり、セローならほぼ真っ直ぐ余裕で入ります。 おめでとうございます、勝ち組です。
【実践編】ガッチリ固定する「3点締め」の儀式
「でも、軽バンってフック掛ける場所なくない?」 ご安心ください。試行錯誤の末に編み出した、最強の固定法を伝授します。
アプローチは「低床」の恩恵を受ける
まず、N-VANは床が低い! これが何を意味するかというと、ラダーレールの角度がめちゃくちゃ緩やかなんです。 ハイエースだと登山のような急勾配も、N-VANなら散歩感覚。勢い余ってバイクごと車内でダンスするリスクも減ります。

積み込み時は、ラダーレールを車体のセンターに掛けますが、地面側を少し右側(運転席側)に振って置くのがコツ。こうすることで、バイクを押し上げながら自然と助手席側のスペースへ真っ直ぐスムーズにアプローチできるようになります。
必殺「クロス固定」
ボクの固定ポイントは以下の3箇所です。
- 左フットペグ → 助手席足元の純正フック(前後ズレ防止)
- ハンドル右 → 車体左上のルーフパイプへ
- ハンドル左 → 車体右上のルーフパイプへ
見てください、この天井のパイプ(ルーフインナーサイドパイプ)を使った「クロス固定」! 上から吊り上げるようにテンションを掛けることで、重心の高いオフ車でも横揺れにとてつもなく強くなります。これぞN-VAN柔術。


秘密基地感MAX!DIYで快適空間を作る
商用車丸出しの床は滑るし、泥汚れが落ちにくい。そこでボクはDIY魂に火をつけました。3分割フロアと壁面収納です。
こだわりの「3分割」フロア

助手席を使う時には後ろに収納できます。

助手席を立てるとこんな感じ。

合板+クッションフロアで床張りをしたんですが、ポイントは「助手席・後席・荷室」で3分割したこと。 「今日はバイクを下ろして買い物へ」なんて時も、パズルみたいにパカッと外せばすぐに4人乗り仕様に戻せます。
壁面収納で床を死守せよ
軽バンの床面積は貴重な不動産です。ラダーレールなんぞに占拠されてたまるか! というわけで、側面のユーティリティナットを活用して棚を自作。

ラダーレールは「壁に立てかける」スタイルに。 これで床は広々、見た目もなんだか「プロのツールワゴン」っぽくてテンションが上がります。


禁断の比較…「キャラバン vs N-VAN」
最後に、キャラバンオーナーとしての本音をぶっちゃけます。
Q. 正直、キャラバンの方が楽でしょ?
A. 積載とパワーはそうです。でも、ソロ遠征ならN-VANが勝つ瞬間があります。
その理由は3つ!
- ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)が神 高速道路での「前の車についていく機能」が優秀すぎて、運転の疲れが段違い。体力を温存して、現地で思いっきり走れます。
- 財布に優しすぎる 税金5,000円、高速代は軽料金、リッター20km走る燃費。浮いたお金で、タイヤを買ったり美味しいランチを食べたりできるんです。これぞ正義。
- 意外と静か エンジンが遠いので、好きな音楽を聴きながら優雅にドライブできます。
もちろん、「左ハンドガードが天井に当たる」とか「パワーはターボ必須」といった弱点はあります。 でも、それを補って余りある「自分だけの秘密基地感」がN-VANにはあるんですよね。

まとめ:工夫次第で最強の相棒になる!
「キャラバンがあるのにN-VAN?」なんて聞かれることもありますが、このサイズ感で「大は小を兼ねる」と言いますが、N-VANに関しては「小が大を食う」ポテンシャルを秘めています。
低床で積みやすく、維持費も安く、工夫次第でフルサイズも飲み込む。 これからトランポを検討している方、あるいは「デカい車に疲れた」という方。N-VANで、自分だけの最強トランポを作ってみませんか?
それでは、今年も『いつもエンジンと!』をよろしくお願いします。




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