7月30日に広島のテージャスランチで行われたビギナーズエンデューロに参加してきました。
初めてのエンデューロ、初めてのレースです。色んなセクションを楽しんでみたいという思いと同時に完走できるのか、怪我しないか?と心配もありましたが、レース名がビギナーズエンデューロです。おそらく、僕のような初心者も楽しめるコース設定がされてるんだろう!
ビギナーズエンデューロとは
広島県・島根県を中心に年に数回開催されているレースのようです。主催するBEREXさんのサイトにはこのように書かれています。
庄原市の有志が初心者向きの競技イベントを企画し、当初は、少人数の参加者でしたが年々増加し定着したかに思えましたが、近年、運営スタッフの本業が多忙になり運営がままならない状況から、MFJ中国エンデューロ委員会が継承し運営を行って参ります。
競技会の名称とおり、ビギナー(初心者)の参加型を目指しており、お友達、お知り合いの方をお誘いあわせの上、多数のご参加をお持ちしております。
みんなでワイワイ、参加して盛り上がりましょう!!イ、参加して盛り上がりましょう!!
ちょうど、10月末に知り合い二人を誘ってエンデューロレースに参加する予定でしたので、その予行練習にはもってこいかな。
規則書を見ると、ビギナークラスだけでなくスーパービギナークラスも設定されています。今回の会場は広島県のテージャスランチ。初めてのレース、初めてのテージャスなので僕はもちろんスーパービギナークラスで登録。いずれのクラスも参加費は1万円です。 レースはクロスカントリー方式で競技時間は2時間です。
レースエントリーのためMFJエンジョイライセンスを取得
レースに参加するにはMFJのライセンスが必要だそうです。エンジョイライセンスでもOKとのことなので、さっそくMFJのホームページからライセンスを申請。クレジットカード払いで、即座に仮ライセンスが発行されました。費用は3,350円です。万が一のためのスポーツ安全保険もついているようで安心♪
エントリーリスト出た
7月25日に発表されたエントリーリストを見ると、参加台数は総勢130台以上、その中でスーパービギナークラスのエントリーは30台でした。車種を見ていると、WR250Rが4台、KLX250が3台、セローが2台とトレール車が多めで一安心ですが、FE250, 250EXC-F, YZ125, YZ250, KX85などガチな車両も結構多め。
あれ、このレースは初心者向きのはずでは!?
スーパービギナーって\(^o^)/
今回は初めての参加なので、無理してついていこうとせず、自分のペースで走ることにしよう!
エンデューロレースの準備
現在、WR君の走行距離は8800km、フロントは純正のTW301(ブリジストン)を履き続けています。リアはGP22(IRC)で純正から数えて3本目です。このタイヤでのレースはしんどそうなので、前後ともIRCのix-09wというモトクロスタイヤに付け替えました。
カタログを見るとエンデューロタイヤのコンパウンド技術を応用って書いてるし何とかなるでしょう。ブロックパターンも中々良さげ。このタイヤでいざ参戦です。
あとは、灯火類などの保安部品、キャリア、ナンバープレートを外してサンバーへ積込み!スタックベルトはホムセンから平ロープなどを購入しDIYしました。
準備はOK!
テージャスランチに到着
現地に到着しての感想「めちゃめちゃ広い!」
テージャスランチはオフローダーの楽園的なことを耳にしたことがあったけど、まさにその通りでありとあらゆる地形がなんでもありって感じ!
こんなところ登れるのか!?
レース開始
参加者に与えられたトランスポンダーの動作チェックのためにゲートを通過。この時点で現地の気温は33度!ハイドレーションにはポカリ2Lと氷1kgを入れてます。
1周目
前列がビギナークラス、後列がスーパービギナークラス。スタート地点以外は両クラスで差はありません。
スタート直後からバイクが積み重なってる!あれ?思ったより激しそうだ。この先、大丈夫か?
上りでの渋滞を超えると、一気に道が開けてきました。丘下り、気持ちいい~!
今日の目標は完走すること。まず今回は追い抜こうとせずに自分のペースで前の人のラインを見ながら真似する作戦でいきます。ここまでは。。。
さっそくコケたんですが。
序盤から最後尾近くを走っていた僕。途中の軽いヒルクライムで一コケ。一旦バイクを引きずりおろして立て直していると、周りにはバイクがいなくなって一人ぼっちに。
前の人のラインを盗み見る作戦はあっけなく終了。おまけに体力もずいぶんと使ってしまい、息もハァハァです。だけど、実際にはまだレース開始後10分ぐらいです。あと110分もあるのか!
僕には90度の崖を降りているような気分(写真ではわかりにくい!)
山登り
コースには長い直線や林間、ヒルクライムが織り交ぜてあり、走りごたえがあるんですが、転倒から来る疲労のせいでスピードを上げて走る気力は出ませんでした。ハイドレーションをチューチュー吸いながら、何とか1周目が終了。
2周目
あ”~、疲れた~。一周目でここまで体力持って行かれたのに、もう1周走れるのか? ヘロヘロになりながら林間を進んでいくと、なんか異常に道が細くなっていき、進入禁止を示す黄色いロープ。
いつの間にかコースアウトしていたみたいです。家に帰ってビデオを見返すと、コース誘導のロープが切れてわき道に入っていましたorz
この辺りで体温上昇max、木陰での休憩タイム!ヘルメットとチェストプロテクタを外して体を冷やします。
綺麗な空だなぁ(ヘルカメの録画ボタン押しっぱなし)
3周目
コケ2回で、殆ど無くなりかけていた体力が底をつく。コケた時、観客の方から少しだけ補助してもらいました。ホントに助かりました。
もうこの辺りで2回目の体力の限界、ひたすら進むことしか考えてませんでした。
4周目
おそらく3周目の時点でハイドレーションの吸込み口が開きっぱなしになっていて、ハイドレーションのポカリが空っぽに。もう水さえ飲めない状態となってしまいましたが、最後の周回と思うと無くなりかけていた気力が再び出てきました。
結局、4周目がベストラップとなり僕の初めてのエンデューロレースが終了しました。
タイム&記録
1周目: 23分10秒(スタート位置の関係で対象外)
2周目: 48分11秒(休憩時間20分ぐらい?)
3周目: 34分20秒
4周目: 28分04秒 ★ベストラップ
スーパービギナークラスでも1位の人は15分ぐらいで走るので、僕の2倍です。表彰台への道のりは長く険しそうです。
感想
初心者向けを謳うこのビギナーズエンデューロですが、本当のバイク初心者の人には少しハードルが高いかなという印象です。僕のようにちょっと林道に手を出しはじめたぐらいの人には最適なレースだと思いました。事実、普段の自分ではとても無理だと思う崖下りやヒルクライムもレースの雰囲気や、周りの人に合わせれば何とかなるという気持ちで克服することができました。これは今回の参戦での大きな収穫です。
今回初めてのエンデューロレースへの参加。走っている途中は暑さと疲労で「なんで参加してしまったんだろう」という後悔も正直感じましたが、走っている最中の「頑張れー」の声援や、終わった後の達成感は後悔の思いを打ち消してしまうほどの力がありました。次回のビギナーズエンデューロは9月、あと少し持久力をつけて参加したいと思います。
レース参加の皆様、暑い中本当にお疲れ様でした。
レース後
バイクを降りて気が抜けたのか、フラフラになりながら木陰を探し休憩。ツイッターの方に報告に行きたかったんですが、1時間ぐらいはその気力が出ずにひたすらじっとしていました。でも、なんかこの感じいい!
この後、敷地内のカフェでアイスコーヒーを注文しました。今年一番うまいコーヒーでした。
このあとマスタークラスを観戦し、表彰式まで参加しました。
マスタークラスのコース。実物は写真以上に斜度を感じます。
表彰式
ここでツイッターでの知り合いの方に挨拶をして帰宅です。
ドロドロのまま車内に積み込まれたWR君
翌朝早朝に洗車&タイヤの付け替えをして、初めてのエンデューロレースは終了しました。
1周目の激遅動画です。いつか上手くなったときに振り替えられるよう、ここに置いておこう!
ついでのドローン動画です。
上から撮ると平坦になってしまいますね。良い画を撮るには撮り方を工夫が必要です。
コメント
レースお疲れさまでした!僕とまんま同じ感想でわかるわかる…でした!テクニックもですが体力も大事ですよね〜しかし写真を見るとまるで海外!羨ましいです
今回のエンデューロレースへの参加はぼっちバイカーさんのブログを見ての影響も大きかったです。結果、参加してよかった!あと少し持久力をつけて次回参戦です!
暑かったですね!
お疲れ様でした!
テージャス練習にご一緒ください(=゚ω゚)ノ
暑かったです!走り出してすぐに挫けそうになりましたが、走り終えた後の感覚はなんともいえず最高でした。
是非ぜひテージャスでのご指導お願いしますm(_ _)m