みなさん、こんにちは!
昨年の「パンク&オイル点滅」というマシントラブルの悪夢から1年。今年はタイヤや各部のメンテも完璧に仕上げて、長崎の「野母崎エンデューロ(通称ノモエン)」COMP(中上級者)クラスにリベンジしてきました!

当日の朝は薄曇りながら晴れ間も覗く、まさに「ベスコン」。
会場では昨年以来に再会する面々や、顔見知りの方々がたくさん!共通の趣味で繋がっている人と「久しぶり!」と笑い合えるこの瞬間、やっぱりエンデューロのお祭り感は最高ですね。
受付を済ませた後のブリーフィングでは、海のすぐそばというノモエンならではのロケーションを象徴する風車を背景に、エントラントが和気あいあいと説明に耳を傾けます。

一足先にスタートしたFUNクラスの熱気もすごい!観戦しているだけでテンションが上がります。

FUNクラスが終わると次は自分がエントリーするCOMPクラス!ゼッケン順の関係でまさかの最前列スタートになってしまったボク。
「下見をしていないから、作戦名:とりあえず前の人についていってラインをパクる(※なお、スピード差でついていけない模様)」で、いざ2時間半の激闘へスタートです!

魔の1周目!「今日いい感じ!?」からの見事なフラグ回収
モトクロスコースを抜け、いよいよウッズ(森)セクションへ。
事前情報通り、今年は難易度が上がっている模様。根っこが剥き出しのルートや、斜度がキツくて渋滞待ちになる下りなど、気が抜けないセクションが続きます。
しかし、ここで日頃の「裏山練」の成果が発揮!
根っこがびっしりのキャンバー登りでは、練習通り「スピードを乗せてパーシャルで抜ける」を意識して見事クリア!
「あれ? 今日は中々いい感じじゃない?」とヘルメットの中で余裕をこいたのも束の間でした。見事なフラグ建築です。
視線は正直。吸い込まれる魔のヒルクライム
次のヒルクライム。直登のショートカットか、通常ルートかの選択で、強気に直登をチョイス。2速に入れて開け開けで突っ込んだ…はずなのですが。

左手に見えた別ラインのライダーが目に入り、思わずアクセルを緩めてそちらへ。結果、ツルツル路面とスタックラインに仲良く飲み込まれました(泣)。

「なぜ人間は、行ってはいけない(スタックしている)方向を見つめて、そっちに進んでしまうのか」。わかっていても抗えない、オフロード界の「引力の法則」ですね。己のメンタルの弱さを激しく戒めつつ、五分ぐらい格闘したのちに一旦下って通常ルートでリカバリーしました。
「行けっ、ファンネル!」痛恨のバイク発射事件
その後も続く登りの渋滞ポイント。ここでも裏山練で掴んだ「アクセルをためて一気に解放し、最小限の助走で障害物を超える技」が大活躍!
「この技、めっちゃ使えるじゃん!」と調子に乗って多用していたところ……悲劇は起きました。
渋滞箇所で見事にコントロールを失い、ボクを置いてバイクだけが前にカッ飛んでいく「発射」状態に!

しかもあろうことか、前のライダーさんのマフラーエンドに、ボクのフロントホイールのスポークがガッチリとハマってしまうという奇跡的なアクシデントが発生。

「ひぃぃ、ごめんなさい!!」と平謝りしながら、レース中に突然始まった「知恵の輪(難易度MAX、体力も必要)」を解くべく、押したり引いたりの大格闘。
この救出劇で体力をゴリゴリに削られ、まだ1周目だというのにボクのHPはすでに「20/100」まで低下…。(※巻き込んでしまったライダーの方、その節は本当にご迷惑をおかけしました!!)
HPが激減し、ゼェゼェ言いながら心が折れそうになっていたボクを救ってくれたのは、同じ山口県から参加されていたGさんでした!
レース中、偶然にも近いペースで走ることになったのですが、ボクがスタックして身動きが取れなくなった絶望的な箇所で、Gさんがサッと助けに入ってくれたんです。過酷なコースの中で助け合い、声を掛け合いながら走れるのもエンデューロの素晴らしいところですよね。Gさん、本当にありがとうございました!!
ベスコンからの手のひら返し!雨と共に牙を剥くノモエン
1周目を終えて2周目に入ったタイミングで、まさかの雨が降り始めました!しかもそこそこの本降り。
幸運なことに2周目からは1周目のエグい難所がカットされ、かなり快適なコース設定になっていたはずなのですが、降り続く雨によって路面は徐々にスリッピーに…。
残りわずかなHPを温存しつつ、2周目の途中で力尽きたGoProの分も己の目に景色を焼き付けながら周回を重ねます。
時計を見るとチェッカーまで残り40分。「よし、気合で3周目も行くぞ!」とコースへ飛び込んだのですが……。
山の神の試練?開幕する完全な「泥地獄」
降り続いた雨により、3周目にはコースがマディコンディション(泥地獄)に!
さっきまでベスコンだったコースが、山の神が「お前ら、ぬるいぞ」とでも言ったかのように、ツルツルの「ハードエンデューロコース」へと様変わりしていました。ヒルクライムではスタックするバイクが続出し、地獄絵図が広がります。
「ここで止まったら、もう二度と動けない…!」と極限まで集中力を高め、泥と格闘しながらなんとか前進。トータル2時間50分の激闘の末、白目を剥きながらも奇跡的に3周目を走り切ってゴールに飛び込みました!
まとめ
終わってみれば、波乱万丈なレースでしたが、なんとか3周を走り切り無事に完走することができました!

今回、痛感したのは「事前の整備の大切さ」です。
昨年の教訓を活かして入念にバイクを仕上げていたおかげで、途中離脱の要因となるようなマシントラブルは一切ナシ。バイクは完璧だったんです。ポンコツだったのはボクの体力だけです(笑)。
というのも、ボクが這々の体で3周回(HPゼロ)だったのに対し、なんと1位の方は同じ時間内で「6周回」もしていたんです!倍ですよ、倍!!どうやったら2倍走れるの!?
この圧倒的な差を見て気づきました。エンデューロにおいて本当に必要なのは、単なる持久力だけではありません。「押す」「引く」「引き起こす」といった、体力を一気に奪うリカバリー作業を極力なくすテクニックこそが最大の武器なのだと。転ばない、スタックしない、無駄な体力を使わないスマートな走り……これがこれからのボクの大きな課題です。


【翌日談】万全の整備とは一体…?(笑)
…と、「バイクの整備は完璧だった!」とカッコよく締めくくりたかったのですが、後日談が一つ。 翌日、泥だらけのバイクを洗車している時に衝撃の事実が発覚しました。
なんと、フロントフォークのアッパー&ミドルのボルトが緩んでました(爆)。

「レース中、なんかフロント周りからカタカタ音がするなぁ…」と不思議に思っていた正体はコレでした(滝汗)。「万全の整備」とは一体何だったのか。まだまだボク自身の整備スキルもポンコツだったようです。 これもまた、来年への大きな課題ですね!
最後に:最高の舞台を作ってくれた皆様へ
最後になりましたが、こんなにも過酷で、最高に楽しくて、自分の課題をはっきりと教えてくれる素晴らしいコースを用意してくださった主催者の皆様、コース各所でサポートしてくださったスタッフ(マーシャル)の皆様に、心からの感謝を申し上げます!
皆さんのサポートがあったからこそ、ボクたちライダーは安心して泥遊びを全力で楽しむことができました。本当にありがとうございました!
来年は、本当の意味での「万全の整備」と、無駄な体力を使わないスマートな走りを身につけて、また参加したいと思います!

そして翌日。バイクとブーツを洗って、2026年ののもエンも無事終了!

ヘルカメの走行動画はこちら!



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