ツーリング二日目、いよいよ目的地である椎矢峠を目指します。
五ヶ瀬町から椎葉村までは約40km、国道265号線で接続されています。この国道は深い山々の谷筋を通る、いわゆる酷道です。
九州の秘境と呼ばれる椎葉村、国道沿いに吊り橋があり、しかもまだ現役!
ただならぬ雰囲気を感じます。
残念ながら?所々拡幅工事が進行しており、秘境を求めて訪問する者にとっては寂しいところですが、地元の人の利便性を考えると仕方ないのかもしれません。
国道沿いにも数多くの林道を示す看板が立てられいました。こりゃぁ、一日では全然時間が足りないな。
いざ、椎葉林道へ
そうこうしている内に、上椎葉ダムに到着。ダムに沿う道を山手方面に進むといよいよ椎葉林道となります。
ダムの上流側には、まだ手つかずの自然が残っていました。
椎葉林道の起点に到着!ここから峠まで約15kmの椎葉林道の始まりです。
林道起点から2分ほどで、ダート区間に突入です。この椎葉林道はよく整備された全線フラットな林道です。写真的には面白くないのですが、走っていると木漏れ日や鳥のさえずりがとても心地よいです。
椎葉林道への行き方や、走行のダイジェストはYoutubeにアップしています。
椎矢峠に到着
気持ちの良いフラット林道を数十分走ると、目的地である椎矢峠(標高1460m)に到着しました。ここを目指して、ツーリングを企画したので、感慨もひとしお。
峠にたどり着くまでは殆ど無風状態だったのですが、この付近は熊本側から宮崎側に強く風が吹き抜けていました。写真の椎矢峠の看板、とても味がありますねぇ。写真ではわかりにくいですが熊本県側に大きく傾いています。風の影響?地震の影響?
WR君と一緒に記念撮影、残念ながら一緒に頑張ってくれた相棒が見切れています。
内大臣林道側を散策
椎葉林道は椎矢峠を介して熊本県の内大臣林道に接続しています。この内大臣林道と椎葉林道をつなぐと40km弱のロングダートとなるのですが、地震などの影響もあり、現在も通行止めのままです。
椎矢峠までのダートがあまりにも心地よく、少しスリルも味わいたいので少しだけ内大臣林道側に潜入することにしました。通行止め区間とされていますが、椎矢峠付近にとは特にゲートや看板は設けられていませんでした。
内大臣側に入ると道の様子は一変し、路肩の崩壊や土砂が堆積する荒れた路面となりました。
①土砂崩れにより岩がゴロゴロ
②山肌ごと流れてきてます
③土砂がガードレールを突破!
④道が無くなってるんですが、、、
⑤このような区間が数百mおきに続きます
崖の真横でまさかのエンストゴケ
内大臣側に入って1,2kmぐらいのところで、そろそろやばそうだと感じたため、引き返すことにしました。行きは恐る恐る進んだ分、帰りは気が抜けたのか崖の横でまさかのエンストゴケをかましてしまいました。Youtubeの動画にまとめてます。6分30秒ぐらいのところです。
事故は気が緩んだときに起きやすいということを肌で実感することになりました。転落しなくてよかった!走っている時にはさほど感じなかったのですが、動画を見返すと玉ひゅんな瞬間でした。
慎重に椎矢峠まで戻って、椎葉林道を引き返しました。
この後、他の林道探索にも行きたかったのですが、夕方には山口に帰らないといけないので、今回の林道ツーリングはここでおしまいです。
椎葉村周辺、恐るべし。次は時間に余裕をもって多くの林道を探索したいです。
2日間で約1000kmを走破してくれた相棒君、ありがとう!
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