チーメイです。
6回連続のNV350キャラバンネタとなります。
今回はNV350キャラバンのカーナビをサブバッテリーシステムで動作させるためのシステムを自作したのでレポートします。今回は車に取付ける前の準備編。
先日、サブバッテリーシステムが完成し、電装関連のDIYは一通り終わりかなーと思っていたのですが、ふと大事な作業が残っていることを思い出しました。それはカーナビをサブバッテリーで動かすこと。
車中泊や長時間の休憩中にバッテリーを気にせずにカーナビを使ってテレビや音楽を聴きたい!だけど、長時間使ってるとバッテリー上がりが心配ですよね。
そこで今回、スイッチ一つでメインバッテリーからサブバッテリーに電源を切替えるシステムを作ることにしました。これが完成するとバッテリー上がりを気にせずに長時間カーナビでテレビや音楽を聴くことができます。これもキャンピングカーではお馴染みのもののようで、自作するために参考となるサイトがいくつもあります。
最近の記事で接続法をまとめ直しているのでよかったらこちらの記事もご覧ください。
カーナビをサブバッテリーで動かすには?
大まかな回路図はこんな感じ。前回のサブバッテリーの記事で用いた図面に追加しました。簡単にいうと、カーナビの電源をメインバッテリーとサブバッテリーの両方から切り替えて供給できるようにします。実際には後に書いているリレーを用いて電源を切替えるシステムになっています。
切替機構の部分を細かく描くとこんな感じです。
主要な部品はリレー二つと切替スイッチです。
この切替システムを組む前は車両側のアクセサリ電源(ACC +12V)とバッテリー(BAT +12V)がカーナビのACCとBATにそれぞれ接続されているのですが、その配線を分断し、上の図のような回路とします。
切替SWをオフにしている場合、リレーの白丸と赤丸がつながっているので、車両側のバッテリーの電気でカーナビが駆動します。
切替SWをオンにした場合、リレー内の回路が白丸-赤丸から、黄丸-赤丸に切替わり、サブバッテリーから電気が供給されることになります。
リレーコイルのサージ対策のため、リレー電源と並列してダイオードを接続します。また、サブバッテリーの+側上流には過電流時の安全対策のため、10Aのヒューズを組み込みました。
必要な部品
そろえたものはこちらです。5極のリレー(2個)、配線コード(2.00sq)、配線の接続・分岐コネクタ(6個)、切替スイッチ(ダッシュボードに埋込可能なタイプ)、ダイオード、ギボシ端子のセットです。
早速結線!これを既存のカーナビ配線(ACCとBAT)の途中に咬ませ、あとはサブバッテリーの+配線を接続するだけ。
週末にでも取付けて、またレポートします。
コメント
あの図から必要な物が分かるんですか??
本当に器用なんですね(*⁰▿⁰*)
早く浪漫部屋の完成写真が見たいです。
機械いじり好きのスキルが活かされました!
やってみて壊して間違いに気づくことが多いんですが、今回はどうでしょ〜ね😁
チーメイ様
初めまして。唐突のメールをお許しください。
宮崎県宮崎市の山田と申します。45歳男性、5人家族。
車載アクセサリのDIY初心者です。(電気工事士2種保有していますが、ペーパー資格者です(*_*;)
車載サブバッテリーの構築を検討していたところ、こちらのサイトに辿り着きました。丁寧に自作の経緯が描かれていて、大変勉強になります。誠に恐縮ですが相談に乗っていただけますでしょうか?
(相談内容)
「ヴォクシーにサブバッテリーを搭載し、走行充電し、サブバッテリの電圧を監視しながらACCと手動切り替えで車載モニタ【フロントモニタと後部座席モニタ】に供給したい。」と考えています。
チーメイ様と、インバータは不要ですが、ほぼ同じです。
そこで教えていただきたいことが数点あります。
①メインバッテリーからアイソレータ間。アイソレータからサブバッテリー間。サブバッテリーからスイッチ間。
以上のケーブルスケールをとその理由を参考までに教えてください。
②チーメイさんが、サブバッテリをエンジンルームに実装されない理由は?
③エンジンルームから車体後部への配線ルート、どこを通すことが一般的なんでしょうか?初心者の為検討がつきません(;>_<;)
④サブバッテリー充電電圧監視を運転席でしたい場合、計測
パーツ はどの部に挟み込めばベストでしょうか?後部座席から遠い為検討がつきません。
⑤最後に福井様に簡単な系統図を書いていただくことは可能でしょうか?誠に不躾なお話と承知しています。今後の糧にさせていただきたいと思っています。
子供のスポーツ観戦に車中泊で廻ったり、家族キャンプも好きで、近年になり車内装備の充実を願っていました。しかし願うばかりで、電気の資格を保有しながら全くその知識を生かせず立ち往生する自分に不甲斐なく感じていたところ、末娘の「止まっているとき何で車でテレビが見れないの?○○ちゃんの車は出来るんだって」との言葉で、一念発起しようと決意しました。
今回を機に、アウトドア魂に拍車がかかればと期待しています。
山田
>山田様
ご覧いただきありがとうございます。素人回答となり、作業の結果は自己責任となりますがいくつかお答えします。
①メインバッテリーからサブバッテリー間は5.0sqのケーブルを使っています。理由はここを流れる最大電流が30Aとなるからです。サブバッテリーからスイッチ間は使用される電流に応じます。線径と許容電流はWeb上に情報がありますのでご参考にされればと思います。
②荷室にサブバッテリーを置いたのは単にエンジンルーム内に設置スペースを設けられなかったことと、サブバッテリーとインバーターをできるだけ近づけたかったことです。インバーターは大電流が流れるので非常に太い配線となっています。
③温度が上がらない、濡れない、視界を邪魔しない、引っかからない場所が基準かと思います。
④サブバッテリーの電圧監視であれば、サブバッテリーのターミナル部分が最適化と思われます。
無事システムが構築できると良いですね。
ご返答ありがとうございます!
是非参考にさせていただきます!
走行充電でのリン酸鉄(12.8V 100AH)を使用したサブバッテリーシステムは組んでおります。
私も、エンジン停止時にサブバッテリーからの電源でナビのテレビやネット動画を見れたらとネット検索していましたところ、貴HPにたどり着きました。
配線図を参考に組み上げて、ナビの電源部に接続しましたがサブバッテリーの+端子からの線上にある10AのヒューズがSWを入れると切れてしまいます。
配線図では、SWを入れるとサブバッテリー+からダイレクトにアースに落ちてますので短絡(ショート)したのと同じ状況になるのでヒューズが切れるのかな?と思ったりしてますが。
配線の太さは2SQを使用してます。
解決策としては、配線を太くする?ヒューズのアンペア数を大きくする?
電気に疎くてどうするのが良いのか悩んでおります。
何かアドバイスを頂けると幸いです。
お騒がせしました。
解決しました!
単純なところでミスってました。
ダイオードの取付が逆になってました。
無事に解決されたということでよかったです!