広島のテージャスランチで行われたオンタイムエンデューロレース・MFJ全日本エンデューロ選手権に参戦してきた。
結果はNBクラス出走37台中23位と、密かに目標としていたNB上位(18位以内)には及ばず悔しい気持ちがある一方で、見直すべき課題があぶり出されるレースとなり収穫があった(と自分で自分に言い聞かせる)。
オンタイムエンデューロ
今回のレースでは地図中の青いラインがテスト区間。駐車場を起点としてルート→テスト→ルートで周回となる。エントリーしたNBクラスは周回数5で、2〜5周目のテストタイムの合計(+ペナルティ)で順位が決まる。
せっかくなのでルールもまとめてみました。
テージャスランチには前日入りし、今回もダートバイクZIMさんのテントにお世話になることに。
昼過ぎからテスト区間を中心に下見。ヒルクライムなどの難所はないものの、コーステープで数多くの切り返しコーナーが設けられている。
そのため、曲がる、止まる、加速するなどの基本スキルの差がテストタイムに如実に現れてしまう。
しかも、テスト区間は時間差をおいてスタートするため、他の選手との干渉がなく、素の実力があぶり出されるというわけ。おそろしや〜
下見の後半から雨が本降りとなり、もうこれで当日のマディコンディションは確定。
早めに温泉と買出しに行ってZIMパドックで肉師匠の肉を堪能。これがめちゃくちゃ美味い!
そして翌朝、雲はなくなり日差しが戻っていた。ただ、気温は1℃と真冬並みの寒さ。路面が乾く気配はない。車検を済ませ、パルクフェルメにバイクを置いてレースの準備は完了。
レース結果
1周目はテスト区間のタイム計測はなく、2〜5周目のテスト区間タイムの合計値で順位が決まる。
結果は冒頭に書いた通り、NB37台中の23位。
TEST1〜TEST4の計測結果をIA1, IA2, NA, NBの各トップライダーと比較したところ、IA1トップとは2分ちょっと、NBトップとも1分の差が生じていた。
周回を重ねるごとにテストタイムが1分ほど縮まっていたものの、この傾向は他のライダーも同じだったので路面コンディションの改善の影響が大きかったのだと思う。それにしてもIAトップの馬場亮太君、あのコンディションの中の1周目で他を寄せ付けない7分2秒って、、、すごすぎ。
Test1 | Test2 | Test3 | Test4 | Total | Average | |
IA Top | 07:02 | 07:08 | 06:47 | 06:32 | 27:29 | 06:52 |
IB Top | 08:03 | 07:44 | 07:22 | 07:16 | 30:25 | 07:36 |
NA Top | 08:12 | 07:54 | 08:27 | 07:43 | 32:16 | 08:04 |
NB Top | 08:29 | 08:05 | 07:44 | 07:37 | 31:55 | 07:59 |
僕 | 09:33 | 09:08 | 08:57 | 08:37 | 36:15 | 09:04 |
今年初めの投稿で、NAを目指したい宣言を出していたけど今のままでは全く通用しないという悲しい現実をJEC初戦で知ることができたのはよかったのかも。
まずは基本的な課題を一つ一つ潰していくことで一周あたり30秒を縮めるのが目標。
今回、車体にgoProをつけて撮影したビデオを見て改善が必要と感じた点が下の3つ。
- 先行する速いライダーが作ったラインのトレース(ができるライディングフォーム)
- 適切なギアの選択
- ブレーキ、アクセル、クラッチの精度向上
止まる、曲がる、加速するの基本動作を反復してみっちりと練習し、基礎を固めたほうが良いと感じた。もし、スクールなどがあれば積極的に参加していきたいですね。
Lap1, Lap4の比較動画をYoutubeにアップしました。(反省点盛りだくさん)
IA1釘村選手やウブカタ選手のテスト動画がアップされていたので比較してみると、、、比較にならない(ウブカタジャパンさんのチャンネルより)
オンタイムエンデューロを終えて
今回のJEC広島ではテスト区間でのギクシャク感が目立ち、スムーズに走る難しさを感じた。一方、ルート区間についてはかなり余裕のあるタイム設定がしてあり、オンタイムを死守するハラハラ感は感じなかった。NBの僕でも設定時間の15分前にはピットに到着してしまい、手持ち無沙汰な感じがした。
オンタイムギリギリが狙える絶妙なコース設定って難しいのかもしれないけれど、予備ルートの設定などで後少し柔軟性を持たせることができたら遅着などが発生した時の戦略など、オンタイム競技の楽しさをより感じることができそうな気がする。
来年のJEC広島での目標:NBトップとのタイム差を30秒以内に縮めること!
今回の撮影写真はこちら
最後にレースサポートをしてくださったダートバイクZIMの社長、タイスケさん。そしてZIMパドックでご一緒させてもらったイケダさん、後藤さん、原田さんとその家族の方々、エントラント、運営の方々お疲れ様でした&ありがとうございました!
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