2018年12月から3年半ほど乗り続けたKTM 150xc-wですが次のオーナーが決定しました。
ボクはこの相棒で本格的なレース活動を始め、ハード寄りのレースにも出ることができたり、分解整備などでバイクの構造を深く勉強することができたため、一番愛着を感じています。
セル/キック併用&キャブレター方式で電子制御の部分が少ないために機械的な信頼性も高くGASGAS EC250と並行して保有し続けようとも考えていたのですが、バイクに乗る時間も限られているため使っていただける方に売却することにしました。
先日、バイクの状態を見てもらうためにオーナー候補の方に試乗してもらった時のこと。乗っている途中にセルが回らなくなる事態が発生。その時はバッテリー切れだと思っていました。
しかし、帰宅後にチェックしてみるとバッテリー電圧は十分。セルスイッチを押すとリレーのカチカチ音がしている。
ということは、セルモーター自体にトラブルが発生している可能性が高い。
そこでセルモーターを取り外して分解してみた結果、案の定モーターの焼き付きが発生していました。
手放すことを決めた瞬間にセルが焼き付いて動かなくなるなんて、なんか運命的。
うーん、セルが回らない状態で次のオーナーさんに引き渡すのも忍びないし、かといってこの時点で修理に出すのも気が進まない。
ジャイロ用のセルモーターを流用できるという情報が
純正のセルモーターの価格を調べてみると30000円ほど。
結構いいお値段するなぁ、と思い互換品などの情報を探していると同じ150xc-wでジャイロ用のセルモーター(互換)が流用できるという貴重な情報が!
早速、amazonでポチりました。値段は2400円!
早速取り付けてみます。まずはアンダーカバーを取り外し、
次にセルモーターカバーを取り外す。
カバーを外すとセルモーター本体を取り外すことができます。カバー、本体共にM8ボルトです。
その後、モーターに接続されている電極を取り外します。
互換モーター開封!
左が互換品、右が純正。
電極ケーブルをねじ止めする必要があるのですが、互換品のネジ穴が小さいためドリルを使って径を拡げます。
あとは逆の順番の取り付け。セルモーターカバーが若干の干渉により取り付けができません。
加工すれば取り付けられないこともないですが、アンダーカバーで保護されていることやカバー自体が防水仕様になっているわけでもないため今回は取り付けませんでした。
セルをかけてみると、無事エンジンがかかりました!
3年半お世話になった150xc-w君。お別れするのは名残惜しい気もするけれど、次のオーナーの下でまた元気に走ってくれることでしょう。
交換時の動画はこちら。
引き渡しを前に最後の整備&洗車をしました。
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