エーモンのタイマー付き電源ソケットを導入しました。その機能は車のエンジン停止後30分又は60分間のオフタイマーを設定できるというもの。これがあれば駐車場などでエンジンを止めた後にアクセサリ電源(ACC)を入れるような特別な操作もなく、一定時間(30or60分間)アクセサリー電源で動く電装品を使えるようになります。パイオニアの車載Wi-FiルーターDCT-WR100Dは停車判定後に60分間Wi-Fiが使えることから、たとえエンジンを止めても(アクセサリ電源を止めても)Wi-Fiが使えるようになります。まるでDCT-WR100Dのために作られたようなもの!?
今回はその接続法をご紹介します。
エンジンOFF後も車載Wi-Fiを使いたい!
NV350キャラバンにアマゾンのFireTVstickとパイオニアの車載Wi-FiルーターDCT-WR100Dを取り付けたことを以前記事にしましたが、実は問題がありました。
問題点1:エンジンを止めると車載Wi-Fiルーターが停止する
車載Wi-Fiルーターは電源をアクセサリソケットから供給するため、車のエンジンをオフにするとルーター機能も停止します。これは当たり前のことではあるのですが、地味に使い勝手が悪いです。
例えば、コンビニなど短時間の駐車でエンジンを止めるたびに車載Wi-Fiルーターの電源が落ち、エンジンをかけた後の数十秒間も起動待ちでWi-Fiが使えなくなります。
問題点2:電源をサブバッテリーに切替えた際にFireTVstickが再起動する
これは少し特殊なケースではあるのですが、ボクはエンジン停止時にもカーナビやFireTVstick、車載Wi-Fiが使えるようにするため、それらの電源経路をアクセサリ(ACC)からサブバッテリーへ切替えることできる環境を整えています。
ただ、この切替えのタイミングでFireTVstickが再起動してしまう(=再起動待ちが生じる)問題が発生することがあります。これが起こると、切替えのタイミングで動画などをシームレスで視聴することができず、結構ストレスが溜まります。
このような問題を一挙に解決してくれるのが、今回紹介するエーモンのタイマー付き電源ソケットなのです。ちなみに、このシステムを構築した時の記事はこちら。
車載Wi-Fi(DCT-WR100D)の接続環境
下の図はNV350キャラバンのサブバッテリーの接続配線図となります。
これまで、FireTVstickと車載Wi-Fiルーターはカーナビ側ACC+ライン(+12V)を分岐させて運用していました。
これにより、エンジン停止時(車の電源停止時)も切替SWによりカーナビ、車載Wi-Fiルーター、FireTVstickを動かすことができるようになっていますが、切り替えのタイミングでFireTVstickの再起動が生じてしまっていました。
FireTVstickの再起動は、電源をアクセサリ電源からサブバッテリーに切り替えた際に生じる瞬間的な電源断あるいは電圧変動が影響していると想像しています。そもそもFire TV stickは家庭用を想定してあるので、電圧変動に弱いのでしょうね。
エンジンOFF後も車載Wi-Fiが一定時間使えるオフタイマー付き電源ソケットの出番
この問題を一挙に解決してくれるのがエーモンのオフタイマー付き電源ソケット!
タイマー設定で、エンジン停止直後、30分、または60分間シガーソケットに電源供給を続けてくれる代物なのです。60分と言えば、車載Wi-Fiルーターが稼働を維持する制限時間とぴったりと一致。まさに、このために作られたかのようなもの!
- 車のエンジンオフ後、30分または60分間シガーソケットからの電源供給が可能
- エンジンを止めても車載Wi-Fiが利用可能
電源ソケットの接続方法
接続法は簡単で、バッテリーなどの常時電源とACC電源とボディーアースに繋ぐだけ。このシガーソケットの電源自体は常に常時電源側から取るのですが、エンジン停止(ACC電源OFF)になったタイミングを検知し、その後指定時間だけ常時電源側から電源が供給され続ける仕組みのようです。バッテリー保護回路もついています。
ボクの場合、ACC電源をカーナビ側のACC+、常時電源をサブバッテリーに繋ぎました。
これで切替SWによりカーナビへの電源をバッテリーからサブバッテリー側に切り替えられるとともに、車載Wi-Fiルーターは起動したまま。さらに、ACC電源OFF後の1時間はアクセサリ電源につないだ機器が使えるようになります。
更に問題点2のFireTVstick側の電圧変動or瞬断による再起動問題もなくなるという一挙両得的な環境を手に入れることができました。
このおかげで車内のAV環境とWi-Fi環境が一気に快適になりました。おすすめです。
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