JEC御所でオンタイムエンデューロの醍醐味を実感

レース
パルクフェルメ

熊本県の御所オートランドで行われた全日本エンデューロ選手権Round4に出場してきました。

このレースはオンタイム形式となっており、今回は全長約16kmのルート内にエンデューロテスト(約1.5km)とクロステスト(約2.9km)が設定されています。

こちらがコースマップ。これは楽しそう!

御所オートランドがある阿蘇山近辺の土質はきめの細かい黒土が特徴で、雨が降ると難易度が一気に高くなります。

どうか雨は降りませんように👐

しかし、その願いもむなしく前日夜には雨が降り始めてしまいました。

そして当日の朝。

どんより

台風の吹き返しの影響で風が強く、強くはないものの雨が降ったり止んだりの微妙な天気。

御所×雨の組合せ

レースのタイム設定は当日にアナウンスされることになっていて、今回はもちろん雨設定(B;周回50分)かと思いきや、まさかの晴れ設定(A;周回40分)のアナウンス。

雨設定とは!

車検からパルクフェルメへのちょっとした下り坂で既に足が滑りそうになる。

パルクフェルメ

ボクが参加するNBクラスとNAクラスは周回数7、IBクラスは周回数8、IAクラスは周回数9。

いずれも2周目以降のテストタイムの合計にペナルティを加算して順位を競うことになる。

そしてレーススタート。

路面は濡れているけれどグリップが失われるほどではなく、今回のJECのために特別に用意されたウッズ区間などを気持ちよく走り抜ける。意外といい感じ。

様子が変わり始めたのはスタートから2km過ぎたあたり。視界に入る前方のバイクが少しずつ多くなり、渋滞し始める。

その後現れたのが「枯れ沢」と呼ばれる沢区間。前日の雨のせいで全然枯れていない。

一台一台のバイクが枯れ沢を少しずつ掘り進んだ結果、僕が通過するころにはとんでもない状態に!

これはツイッターにあがっていた写真。ユンボで引き上げる直前で既に満身創痍。オワタ

埋まった!

もうこの写真の頃には40分以上が経過しているため完全に諦めムード。

気持ちを切り替えて2周目に入ったトップライダーのお手伝いをすることに。RB選手やえのっきー選手をヘルプできたのがJEC御所の唯一のお土産になりそうな感じ。

この後、ユンボでバイクを引き上げてもらってからルートを流すように走って、ようやくパドックへ。

もうヘロヘロ

既に42分の遅着のため諦めムードでタイムチェックへ行くと、1周目の遅着ペナルティはノーカウントになったそう!

チーメイ
チーメイ

既に体力使い果たしたけれど、これは喜んでもいいのか!?

体力はほとんどなくなっているけど、せっかく参戦した全日本なので行けるところまで行こうと気持ちを切り替えて走りました。

2周目以降は沢カットにより渋滞区間がなくなったため、40分のタイム設定が僕にとって絶妙な塩梅に。

御所のコースは路面のギャップがすごいことと、所々ツルツルの路面が現れるため体幹がしっかりしていなければ体力が奪われやすい。

そして結果。リタイヤせずになんとか完走でき、NBクラス10位。

2周目以降はぎりぎりながらオンタイムで回ることができました。エンデューロテスト、クロステストは最終ラップにかけてタイムが落ち続け、もう限界が近づいてきていた感じ。

コースを走っていて印象に残ったことは、周回を重ねるごとにいくつかのコーナーの轍がどんどん深くなっていくこと。トップライダーは一体どんな姿勢やスピードでこのコーナーを抜けていってるんだ?

レースは出てばかりではなく、観戦してトップライダーの走りを間近でることも大事かもしれないと素直に思えました。

今回のレースで初めてオンタイムぎりぎりで周回するシチュエーションとなり、体力的には相当しんどかったけどオンタイムエンデューロの醍醐味を十分に実感できました。コースの設定も最高!

ハイドレーションが空っぽになるのも何年振りだろう。

チーメ
チーメ

もうしばらくバイクに乗りたくないと思える疲労感

次回はルートやテスト区間それぞれの走り方、時間配分、補給などのタイミングもしっかりと考えて挑みたいですね。テスト区間でしっかりと攻められる基本のフォーム作りも重要!

コーススタッフの皆様、パドックの皆様などありがとうございました。

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